彼女との出会いはある地方のそれも郊外にあるペットショップのまえでした
そのペットショップは雑然としていて街中にあるようなペットショップの
雰囲気はありませんでした
繁殖専門と大きな字で店の前に書いてあったことをおぼえています
そのペットショップの前に野ざらしの簡単な囲みがつくってあり
いついれたのかわからないような 硬い硬い ドグフード
いつ入れたのというような 水が ポツンと置いてありました
彼女はそこでクゥークゥーと悲しそうにないていました
驚いたのはその彼女のいる囲みの前にご自由にお持ち帰りください
と、書いてあったことです。ショックでした・・・・・とても
もともとマンション住まいでペットを飼おうという気も話もなかったので
その日は帰りました
その日の夜 耳から彼女のクゥークゥーという鳴き声がはなれませんでした
次の日もそして次の日も・・・・・
彼女はなぜあんな境遇におかれていたのでしょう?
そうこうしてるうちにみなさんもおぼえていますか?
**十字という動物用の医薬品会社が倒産しました
たくさんの研究用のいぬやねこが飼われていて 放置されそうだと
報道されました
たくさんのボランティアの人たちや いぬやねこの好きな人たちが
協力して助けてあげようとしていました
そこにいた いぬやねこたちの悲しい目をみました
悲しげな声を聞きました
その日の夜遅くに、
彼女のところにいってみました
足音を聞いたのか
彼女は悲しい目をしてやっぱりクゥークゥーとないていました
彼女と暮らそうと決めた日でした
家に帰る車の中で彼女は安心したのか
ねむりはじめました・・・・・
とてもやさしい顔をして・・・